畳上(読み)たたみあげる

精選版 日本国語大辞典 「畳上」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐あ・げる【畳上】

〘他ガ下一〙 たたみあ・ぐ 〘他ガ下二〙
① 積み重ねる。幾重にも積む。重ね上げる。
山家集(12C後)下「深き山は苔むす岩をたたみあげて旧りにし方を納めたるかな」
② 折りたたんでかたづける。また、折りたたんで上にあげる。
浮世草子好色一代女(1686)四「手づから寝道具を畳揚(タタミアゲ)て」
③ 垂れているものを手でたたむようにして持ち上げる。まくり上げる。
太平記(14C後)一五「鎧の草摺畳(タタ)み揚(アゲ)て腰の刀を抜かんとし給ふ事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android