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疏勒 そろくShu-le; Su-lê

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

疏勒
そろく
Shu-le; Su-lê

中央アジア,タリム盆地西端のオアシス都市。現在の新疆ウイグル自治区のカシュガル (喀什) 。中国,漢代から約 1000年にわたって中国の歴史書で疏勒と呼ばれた。西域南北道,天山北麓からの道,パミール高原越えの道の合流点にあり,国際的商業都市として繁栄し,政治的にも要地である。8世紀以後カルルク族のもとでトルコ化され,10世紀以後はイスラム化が進んでトルコ・イスラム文化も生れた。その後,次第に天山東部のウイグリスタンとは別個の政権の拠点となり,カシュガル・ハン国の中心ともなった。ジュンガル~清朝時代にはヤルカンドがタリム盆地西部の中心となったが,19世紀末からは再び清朝地方官制の拠点として重要性を回復。ロシアやイギリスの注目する地ともなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の疏勒の言及

【カシュガル】より

…南疆で最も重要な都市。漢~宋代の中国には疏勒(そろく)国として知られ,また唐代以降,佉沙,迦師佶黎,伽師祇離,可失哈耳,可失哈児などの呼称でも知られる。イスラム文献にはKāshgharとして見える。…

※「疏勒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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