オアシス都市(読み)オアシストシ

デジタル大辞泉 「オアシス都市」の意味・読み・例文・類語

オアシス‐とし【オアシス都市】

砂漠の中のオアシス成立した都市。特に、シルクロードに沿って成立・発達したものをさす。敦煌とんこうトルファンダマスカスなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

旺文社世界史事典 三訂版 「オアシス都市」の解説

オアシス都市
オアシスとし
oasis

中央アジア砂漠地帯のオアシスに成立した都市
オアシスでは農耕が行われ,また隊商貿易基地として,宿場・市場の性格をもって繁栄した例が多い。古代中国の史家はこうしたオアシスを城郭国といい,1オアシスが1国家の形をとる傾向が強かった。天山南路のタクラマカン砂漠周辺のホータン于闐 (うてん) )・疏勒 (そろく) ・クチャ亀玆 (きじ) )・カラシャール焉耆 (えんき) )などはその代表例である。また文化交流の中継地としての役割も果たしていた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android