疾や遅し(読み)としやおそし

精選版 日本国語大辞典 「疾や遅し」の意味・読み・例文・類語

とし【疾】 や 遅(おそ)

  1. 急いでもなお遅いと思うさま。非常に急ぐ様子。心せいてあせるさま。あわてふためくさま。
    1. [初出の実例]「夜見せを新におゆるしと、としやおそしと見にくるは、四筋の町の軒ふかく、ともし火星のごとくにて、三五以上の月の顔」(出典:浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)下)
  2. すぐさま。早速。すみやかに。
    1. [初出の実例]「『女房ども戻ったぞよ。〈略〉』夫の声に女房が、としやおそしと納戸を出で」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む