病付(読み)やみつき

精選版 日本国語大辞典 「病付」の意味・読み・例文・類語

やみ‐つき【病付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 病気にかかること。また、病気のかかりはじめ。
    1. [初出の実例]「此夕淋しき伽に精進食 其病付の蛍むなしき」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第三四)
  3. 悪習などに染まること。物事に熱中してやめられなくなること。また、そのはじめ。
    1. [初出の実例]「病付は花見戻りのよぶこどり」(出典:雑俳・蝶番(1731))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android