痩痩(読み)やせやせ

精選版 日本国語大辞典 「痩痩」の意味・読み・例文・類語

やせ‐やせ【痩痩】

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ひどくやせているさま。やせ細っているさま。
    1. [初出の実例]「鬚がちに、かじけやせやせなる男」(出典:枕草子(10C終)一〇九)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) やせているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「殺字ふくらとはなうて、やせやせとしたぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七)

やす‐やす【痩痩】

  1. 〘 副詞 〙 痩せ続けながら。痩せながら。
    1. [初出の実例]「痩々(やすやす)も生けらばあらむをはたやはたむなぎを取ると川に流るな」(出典万葉集(8C後)一六・三八五四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む