痩痩(読み)やせやせ

精選版 日本国語大辞典 「痩痩」の意味・読み・例文・類語

やせ‐やせ【痩痩】

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ひどくやせているさま。やせ細っているさま。
    1. [初出の実例]「鬚がちに、かじけやせやせなる男」(出典:枕草子(10C終)一〇九)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) やせているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「殺字ふくらとはなうて、やせやせとしたぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七)

やす‐やす【痩痩】

  1. 〘 副詞 〙 痩せ続けながら。痩せながら。
    1. [初出の実例]「痩々(やすやす)も生けらばあらむをはたやはたむなぎを取ると川に流るな」(出典万葉集(8C後)一六・三八五四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む