白壁村
しらかべむら
[現在地名]北茂安町大字白壁字白壁・座主野・白石・皿山
村域は南北に広く、北は長崎街道に達する。村の北部は最高七五メートルの丘陵地、南部は低地で耕地が広く展開する。集落は丘陵地域南縁に位置し、そこを久留米道が東西に通る。正保絵図に村名がみえる。村名の起源は、ここに清寧天皇の名代部(天皇の名「白髪」をとった白髪部)が置かれたなごりであるという。
枝村の座主野村は親村から離れて南方平地に位置し、十五という条里遺称がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 