白金-ロジウム合金(読み)はっきんロジウムごうきん(その他表記)platinum-rhodium alloy

改訂新版 世界大百科事典 「白金-ロジウム合金」の意味・わかりやすい解説

白金-ロジウム合金 (はっきんロジウムごうきん)
platinum-rhodium alloy

白金にロジウム10~13%を含む合金。線は白金線と対にして熱電対に使用され,最高使用温度は1600℃である。そのほかガラス溶解用るつぼ,ガラス繊維製造用のノズル,硫酸製造や石油化学工業での触媒などに使用されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の白金-ロジウム合金の言及

【貴金属】より

…金属を分類するときの用語の一つで,卑金属に対する語。通常は,金Au,銀Ag,および白金族元素のルテニウムRu,ロジウムRh,パラジウムPd,オスミウムOs,イリジウムIr,白金Ptをいう。化学的には,単体として産し,イオン化傾向が小さく,酸類などとは直接反応しにくく,空気中では酸化されにくい,ということで,上記の金属以外に銅Cuおよび水銀Hgをも含めていうのが普通である。【中原 勝儼】
[金属材料としての貴金属]
 金属材料の分類では,金,銀,白金族金属およびそれらの合金をまとめて貴金属precious metalという。…

※「白金-ロジウム合金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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