百官名(読み)ヒャッカンナ

デジタル大辞泉 「百官名」の意味・読み・例文・類語

ひゃっかん‐な〔ヒヤククワン‐〕【百官名】

家・親・本人などの官名からつけた、その人の通称式部主水もんどなど。

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精選版 日本国語大辞典 「百官名」の意味・読み・例文・類語

ひゃっかん‐なヒャククヮン‥【百官名】

  1. 〘 名詞 〙 官名をもってつけたその人の通称。〔四季草(1778)〕

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世界大百科事典(旧版)内の百官名の言及

【人名】より


[中・近世]
 鎌倉時代から南北朝時代にかけて上流社会の男性は,公家,武家とも,氏名+諱を公式の名とし,家名+通称を日常の名とした。通称には,排行名のほか百官名(幸嶋左衛門尉,難波刑部卿,朝山右馬大夫,足利木工助(もくのすけ),新田大炊助のような)が盛んに用いられた。 上流社会の女性名は,公式には子型の諱であったが,日常生活ではもっぱら通称が用いられた。…

※「百官名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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