本人(読み)ホンニン

デジタル大辞泉 「本人」の意味・読み・例文・類語

ほん‐にん【本人】

その事に直接関係のある人。当事者当人。「本人に確かめる」「本人次第」
首領張本人
「城の―平野将監入道」〈太平記・六〉
[類語]当人当事者当方一身張本人自ら自分自身自己おのれわれ自分自身一身

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本人」の意味・読み・例文・類語

ほん‐にん【本人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. そのことに直接関係をもつ人。その人自身。当事者。当人。
    1. [初出の実例]「此御時は罪科にもぞ被行とて返遣本人許了」(出典古事談(1212‐15頃)一)
    2. [その他の文献]〔唐才子伝〕
  3. 首領。
    1. [初出の実例]「城の本人平野将監入道、高櫓より走下り」(出典:太平記(14C後)六)
  4. 張本人。
    1. [初出の実例]「則科人者さ衛門五郎本人たる間、即時に搦捕之」(出典:鵤荘引付‐大永五年(1525)六月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「本人」の読み・字形・画数・意味

【本人】ほんにん

当人。

字通「本」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android