百積の船(読み)モモサカノフネ

デジタル大辞泉 「百積の船」の意味・読み・例文・類語

ももさか‐の‐ふね【積の船/石の船】

《「さか」は容量単位百石荷物を積むことができる大きい船。
「―隠り入る八占やうらさし母は問ふともその名はらじ」〈・二四〇七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「百積の船」の意味・読み・例文・類語

ももさか【百積】 の 船(ふね)

  1. 一〇〇石の荷物を積むことのできる大きな船。
    1. [初出の実例]「百積船(ももさかのふね)かくりいる八占さし母は問ふともその名はのらじ」(出典万葉集(8C後)一一・二四〇七)

百積の船の補助注記

挙例については、「さか」は「尺」で、長さ一〇〇尺の船の意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android