皮衣・裘(読み)かわごろも

精選版 日本国語大辞典 「皮衣・裘」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ごろも かは‥【皮衣・裘】

〘名〙
毛皮で作った防寒用の衣。かわぎぬ。裘代(かわしろ)。《季・冬》
万葉(8C後)九・一六八二「とこしへに夏冬行けや裘(かはごろも)扇放たぬ山に住む人」
※竹取(9C末‐10C初)「名残なく燃ゆとしりせばかは衣思ひのほかにおきてみましを」
僧衣。転じて、僧のこと。
藻塩草(1513頃)一四「かは衣 山ふかくおこなふ道の かは衣よものかせぎもきてなれにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android