盲打・盲撃(読み)めくらうち

精選版 日本国語大辞典 「盲打・盲撃」の意味・読み・例文・類語

めくら‐うち【盲打・盲撃】

[1] 〘名〙
① どこという目あてなく、むやみに打ちたたいたり、打ちこんだりすること。
※玉塵抄(1563)三「盲風はずいにめくらふきにふくと云心か、なにもそばひらをもみずあることを云ぞ、めくら打にうつなどと云ぞ」
※浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)中「目くらうちになぐりうちなぐりうち」
② 弓・鉄砲などを、ねらいも定めないで、むやみに発射すること。
太鼓・鼓などを、乱打すること。
[2] 謡曲。世阿彌作。散逸曲。〔申楽談儀(1430)〕

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