真結(読み)まゆすい

精選版 日本国語大辞典 「真結」の意味・読み・例文・類語

ま‐ゆすい ‥ゆすひ【真結】

〘名〙 「まむすび(真結)」の上代東国方言。
万葉(8C後)二〇・四四二七「家(いは)の妹ろ我をしのふらし麻由須比(マユスヒ)に結(ゆす)ひし紐の解くらくもへば」

ま‐むすび【真結】

〘名〙 紐などを堅く結ぶこと。また、こまむすびをいう。
※殿暦‐長治二年(1105)正月二五日「ひとつつ堅巻て結、如大間引墨〈まむすひに結て、如大間左右のはしを切て、入硯筥〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android