真結(読み)まゆすい

精選版 日本国語大辞典 「真結」の意味・読み・例文・類語

ま‐ゆすい‥ゆすひ【真結】

  1. 〘 名詞 〙 「まむすび(真結)」の上代東国方言。
    1. [初出の実例]「家(いは)の妹ろ我をしのふらし麻由須比(マユスヒ)に結(ゆす)ひし紐の解くらくもへば」(出典万葉集(8C後)二〇・四四二七)

ま‐むすび【真結】

  1. 〘 名詞 〙 紐などを堅く結ぶこと。また、こまむすびをいう。
    1. [初出の実例]「ひとつつ堅巻て結、如大間引墨〈まむすひに結て、如大間左右のはしを切て、入硯筥〉」(出典:殿暦‐長治二年(1105)正月二五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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