真継保(読み)まつぐほ

日本歴史地名大系 「真継保」の解説

真継保
まつぐほ

古代の多紀たき郡八郷の一つ真継郷(和名抄)名称を継承する中世の保。寛正五年(一四六四)一二月一三日の丹州真継保田数目録并算用状(久下文書、以下同文書)は常光院領真継保内唐梅寺の田数一町三段一五代・分米一〇石五斗四升八合に関するもので、代官等元・常光院円雅が算用を遂げている。文明一五年(一四八三)一〇月七日の石見守長喜下地宛行状では「禁裏御領真継保藤田分之内下地」三段一五代が「あこいの御かた」に進められており、真継保は禁裏御領であったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android