瞼板(読み)ケンバン

デジタル大辞泉 「瞼板」の意味・読み・例文・類語

けん‐ばん【×瞼板】

上下のまぶたの内部にある、線維性結合組織の板。コラーゲン線維のかたまりで、硬く弾力性があり、まぶたの支持構造を形成する。内部にマイボーム腺がある。眼瞼板

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の瞼板の言及

【霰粒腫】より

まぶた(眼瞼)にできる炎症を伴った肉芽。まぶたの中にはまぶたの支持組織である瞼板があり,この瞼板の中にたくさんの瞼板腺(マイボーム腺)がある。これは角膜表面を潤す脂質を瞼縁開口部から分泌している。…

【まぶた(瞼)】より

…これを上内皮贅皮(ぜいひ)あるいは蒙古ひだという。まぶたの内部には結膜と接して硬い結合組織からなる瞼板(または眼瞼板という)があり,開・閉瞼をうまく行う支えとなる。瞼板の中には瞼板腺(マイボーム腺ともいう)が多数ならび,これらは油性の分泌液を出す。…

※「瞼板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android