コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

結合組織 けつごうそしき connective tissue

翻訳|connective tissue

7件 の用語解説(結合組織の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

結合組織
けつごうそしき
connective tissue

諸種の器官の中に分布し,組織を相互に結合して支持し,一定の形態および位置を保つ役割を果す組織。通常,線維性結合組織,膠原組織,細網組織などに分類される。結合組織は中胚葉に由来し,上皮組織のように外界や内腔に面することはない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

けつごう‐そしき〔ケツガフ‐〕【結合組織】

動物体の組織間を満たして、それらを結合・支持する組織。細胞間質(間充質)をもち、靭帯など繊維成分に富む組織のほか、軟骨血液リンパなども含めていう。結締組織。結合織。線維性結合組織。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

結合組織【けつごうそしき】

結合織,結締(組)織とも。動物の体を構成する四大組織の一つ。発生学的には間充織(間葉)に由来し,種々の器官や組織の間を結び,すきまを満たして支持する組織。おもな成分は膠原(こうげん)繊維,弾性繊維などの繊維と,繊維細胞リンパ球形質細胞白血球などの結合組織細胞からなる。
→関連項目膠原病コラーゲン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

結合組織

 他の臓器や組織を支えたり,臓器と臓器,組織と組織などを結合させたり空隙を埋めたりしている組織.コラーゲンエラスチンなどが主成分

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

けつごうそしき【結合組織 connective tissue】

結合織,結締組織ともいう。狭義には,各器官の間,各組織の間,たとえば上皮組織と筋組織の間など体のあらゆる部分の間を埋め,結合作用を営む組織をいう。真皮,皮下組織粘膜下組織,骨膜,筋膜,腱,血管の外膜などは,すべて結合組織である。細胞が比較的まばらで,細胞間質が豊富で,そこに繊維成分が存在するのを特徴とする。結合組織に存在する細胞成分を結合組織細胞とよぶ。繊維芽細胞細網細胞,組織球,形質細胞,リンパ球,脂肪細胞肥満細胞顆粒白血球色素細胞などがあげられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

けつごうそしき【結合組織】

体内の器官や組織の間の結合や充塡じゆうてんにあずかる繊維に富んだ組織。広義には軟骨組織・骨組織・血液などを含む。結締組織。結組織。結合織。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

結合組織
けつごうそしき

動物の各種器官にあって上皮組織、筋組織、神経組織などを互いに結び付け、それらに養分を補給するなどの役割を果たす組織をいう。すべて胚(はい)の間充織に由来するが、間充織自体も結合組織の一種とみなすことができる。成体の結合組織は繊維性結合組織、軟骨組織、骨組織(硬骨組織)、造血組織に大別される。
 繊維性結合組織は脊椎(せきつい)動物には広く存在し、狭義の結合組織とよばれ、次のように分類される。
(1)疎性結合組織 もっとも代表的な繊維性結合組織で、細胞(繊維芽細胞)は少なく、細胞間には繊維芽細胞によって産生された各種繊維(格子繊維、膠原(こうげん)繊維、弾性繊維など)とプロテオグリカン(ムコ多糖タンパク質)や糖タンパク質からなる細胞間基質が存在する。
(2)密生結合組織 疎性結合組織より膠原繊維の成分の多い結合組織で、皮膚の真皮、腱(けん)などに存在し、これらの組織に強靭(きょうじん)さを与える。
(3)脂肪組織 脂肪細胞を主成分とする結合組織で、脂肪細胞は脂肪粒を蓄積し、脂肪の貯蔵庫となる。
(4)膠様組織 特殊な繊維性結合組織で、哺乳(ほにゅう)類の臍帯(さいたい)の主要な成分であるウォートン軟肉などにみられる。星状細胞が多く含まれ、細胞間基質はコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、少量の膠原繊維を主成分とする。
 軟骨組織および骨組織はそれぞれ軟骨細胞と骨細胞、およびそれらの細胞が分泌する細胞間物質とからなる。細胞間物質は、軟骨組織では膠原繊維または弾性繊維と、コンドロイチン硫酸や硬タンパク質を含む軟骨基質である。一方、骨組織の骨基質は、コンドロイチン硫酸を主とするプロテオグリカンのほかに、多量のリン酸カルシウム、炭酸カルシウムを含む。軟骨組織、骨組織ともに生体の形態の維持に重要であり、硬さとともにある程度の弾力性をもっている。
 造血組織は特殊な結合組織で、多くの場合発生に伴って変化し、哺乳類では胎生期には卵黄嚢(のう)、肝臓、脾臓(ひぞう)などの中に造血組織がみられ、成体ではもっぱら骨髄とリンパ組織で血球がつくられる。一般には、胎生期に卵黄嚢などに発生した血球幹細胞が骨髄などに定着して成体の血球へと分化するものと考えられている。骨髄の造血組織では、幹細胞および分化の途上にある血球の塊が細網細胞および細網繊維の間にみられる。[八杉貞雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の結合組織の言及

【組織】より

…未分化細胞から特定の形態と機能をもった組織が分化する過程(組織分化または組織発生)の研究にも,組織培養法は有力な手段として利用されている。
【動物の組織】
 動物の組織は形態と機能から,上皮組織,結合組織,軟骨組織,骨組織,血液とリンパ,筋組織,神経組織に分けられる。また,発生学的に上記の結合組織から血液とリンパまでの5組織はすべて間充織(間葉組織)に由来する。…

※「結合組織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

結合組織の関連キーワード支持組織結締結締組織純粋理性結合織精神安定薬骨盤結合織炎結合織疾患混合性結合織病産褥骨盤結合織炎

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

結合組織の関連情報