矢床鍋(読み)やっとこなべ

食器・調理器具がわかる辞典 「矢床鍋」の解説

やっとこなべ【矢床鍋】

日本料理店などで用いる、取っ手のない金属製の打ち出し鍋。火からの上げ下ろしやっとこに挟んで行う。アルミニウム製・銅製などで、ふたはない。取っ手がないため、作業の邪魔にならず、また業務用の強い火力で使用しても取っ手が燃えたり変形したりする危険がない。また、大きさの違う鍋を重ねて収納できる。◇やっとこの一般的な漢字表記は「鋏」だが、この表記を用いることはまれ。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む