矢母衣(読み)ヤホロ

デジタル大辞泉 「矢母衣」の意味・読み・例文・類語

や‐ほろ【矢母衣】

えびらの矢の上から、または空穂うつぼの穂の上からかぶせる袋状の布帛ふはく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「矢母衣」の意味・読み・例文・類語

や‐ほろ【矢母衣】

  1. 〘 名詞 〙 雨湿炎乾に備えて、箙(えびら)の矢の上から、または空穂の穂の上からかぶせる袋状の布帛
    1. 矢母衣〈結城合戦絵巻〉
      矢母衣〈結城合戦絵巻〉
    2. [初出の実例]「矢ほろの事。衣あるひは紗なども苦しからず候、是も色不定」(出典:射御拾遺抄(1422))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android