石をもて水に投ぐるが如し(読み)いしをもてみずになぐるがごとし

精選版 日本国語大辞典 の解説

いし【石】 を もて水(みず)に投(な)ぐるが如(ごと)

  1. 石を水に投げ入れる。堅いものを柔らかいものに投げると、中へめりこんではね返さないことのたとえ。「文選運命論」に「其言也如石投一レ水、莫之逆也」とあり、翰注に「以堅投柔、其勢必入、故不逆也」とあるのによる。
    1. [初出の実例]「便ち財有(あ)るものの訟は如石投水(イしヲモテみづニナクルごとし)」(出典日本書紀(720)推古一二年四月(岩崎本室町時代訓))

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