デジタル大辞泉 「運命論」の意味・読み・例文・類語 うんめい‐ろん【運命論】 世の中の出来事は、すべてあらかじめそうなるように定められていて、人間の力ではそれを変更できないとする考え方。宿命論。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「運命論」の意味・読み・例文・類語 うんめい‐ろん【運命論】 〘 名詞 〙 世界のすべての事柄は運命によってあらかじめ定められており、人間の意志や努力では全く変更できないとする人生観。ギリシア悲劇、中国の天命説、仏教の因果応報思想、イスラム教やキリスト教の予定説などに見られる。宿命論。運命観。[初出の実例]「降りあげくの照りつづきなど云ふ、ありふれた譬へをひいて、運命論になる」(出典:ありのすさび(1895)〈後藤宙外〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「運命論」の意味・わかりやすい解説 運命論【うんめいろん】 宿命論とも。英語fatalismなどの訳。この世の人事や現象の進行は,すべてあらかじめ定められた運命によって支配されているとする人生観。人間はこの運命を変えることに対しては無力なので,厭世(えんせい)観に通じる一方,その乗り越えを目指すロマンティックな英雄主義にも通じる。運命の支配という前提で一切の偶然性を排除する場合は決定論に近くなる。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報