石摺絵(読み)いしずりえ

精選版 日本国語大辞典 「石摺絵」の意味・読み・例文・類語

いしずり‐え‥ヱ【石摺絵】

  1. 〘 名詞 〙 版画一種石摺りのように地を黒く塗りつぶし、絵だけを白く浮きあがらせたもの。江戸中期、西村重信創案といわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の石摺絵の言及

【西村重長】より

…鳥居清信,奥村政信に影響を受けて育ち,18世紀前半,享保から宝暦にかけて美人画,役者絵,浮絵などの一般絵のほか,《絵本江戸土産》(1753)など絵本の分野にも活躍した。細判を3枚横に連ねた形式の〈三幅対もの〉や,墨の地に白抜きの石摺絵(いしずりえ)など新機軸の版画を考案したともいう。門人として石川豊信,鈴木春信の名があげられるが確かではない。…

※「石摺絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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