石炭油(読み)せきたんゆ

精選版 日本国語大辞典 「石炭油」の意味・読み・例文・類語

せきたん‐ゆ【石炭油】

〘名〙 (「せきたんゆう」とも) 石油。せきたんあぶら。
※新聞雑誌‐三号・明治四年(1871)五月「当節我邦にて舶載の石炭油(セキタンユウ)とて人の珍重するものは則其油なり」

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世界大百科事典(旧版)内の石炭油の言及

【石油】より

… 19世紀中ごろまでは,照明用燃料として鯨油や樹脂からろうそくが作られていた。しかし,このころから炭鉱のなかの浸出油,油分を多量に含む石炭の一種,天然アスファルトを原料とする〈石炭油〉の製造が企業化されるようになった。これに呼応して,ドレーク井の成功を契機として石油産業は急速に発展した。…

※「石炭油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」