石鹸草(読み)サボンそう

精選版 日本国語大辞典 「石鹸草」の意味・読み・例文・類語

サボン‐そう‥サウ【石鹸草】

  1. 〘 名詞 〙 ナデシコ科の多年草。ヨーロッパ原産で、明治初年に日本に渡来し、観賞用に栽培される。茎は高さ二〇~一〇〇センチメートル。葉は対生し楕円形で顕著な三脈があり、長さ一五センチメートルぐらい。夏、枝の先端に白または淡紅色の五弁花を開く。葉や根にサポニンを含み、水に浸すと、せっけん水のようになる。根を乾燥して、袪痰(きょたん)薬などとする。シャボンそう。サポナリア。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む