砂粒かぞえ(読み)さりゅうかぞえ(その他表記)The Sand Reckoner

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「砂粒かぞえ」の意味・わかりやすい解説

砂粒かぞえ
さりゅうかぞえ
The Sand Reckoner

砂計算ともいう。アルキメデスが,シラクサの王ヒエロンの長子ゲロンにあてて書いた小論文で,数の「並び」や「繰返し」の考えを用いて,天文学的に大きい数値の記数法を含めて,砂粒の計算法を詳しく説いたものである。実際には,ケシの種に 1000粒の砂が入ると仮定して,地球恒星の間の距離半径とする球の中に,幾粒の砂が充満するかを算出しようとする問題であった。

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