破洛那(読み)フェルガナ

精選版 日本国語大辞典 「破洛那」の意味・読み・例文・類語

フェルガナ【破洛那・汗】

  1. ( Ferghana ) 中央アジアのパミール高原北西部、シルダリヤ中・上流域の地方。二世紀末イラン系住民により大宛(だいえん)国が建てられた。一八七六年ロシア領となり、現在はウズベキスタン・キルギス・タジキスタン共和国に分属している。ファルガーナ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の破洛那の言及

【大宛】より

…しかしその後も往年の勢力は維持できなかったようで,周辺のオアシス国家の侵入に悩まされており,おそらく南西方のソグド地方のオアシス連合体に吸収されてしまったと考えられる。中国との交渉は3世紀末の西晋の初めまで継続しているが,これ以降は大宛の名は見えず,フェルガナの音訳である破洛那が用いられるようになる。【堀 直】。…

※「破洛那」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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