磁気単極(読み)じきたんきょく(その他表記)magnetic monopole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磁気単極」の意味・わかりやすい解説

磁気単極
じきたんきょく
magnetic monopole

磁気モノポールともいう。単一磁極,すちわち N極または S極のいずれか一方のみをもつ仮説的な物質要素。マクスウェルの電磁気理論では磁極は常に N極と S極の対,すなわち磁気双極子から成り立っている。1931年 P.A.M.ディラックは量子力学的考察から強さ ℏc/2e の磁気素量をもつ磁気単極の存在を予想した。ただし ℏ=h/2πで,hプランク定数c は真空中の光速度,e電気素量である。しかし実験的にはその存在は確認されていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む