磁気単極(読み)じきたんきょく(その他表記)magnetic monopole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磁気単極」の意味・わかりやすい解説

磁気単極
じきたんきょく
magnetic monopole

磁気モノポールともいう。単一磁極,すちわち N極または S極のいずれか一方のみをもつ仮説的な物質要素。マクスウェルの電磁気理論では磁極は常に N極と S極の対,すなわち磁気双極子から成り立っている。1931年 P.A.M.ディラックは量子力学的考察から強さ ℏc/2e の磁気素量をもつ磁気単極の存在を予想した。ただし ℏ=h/2πで,hプランク定数c は真空中の光速度,e電気素量である。しかし実験的にはその存在は確認されていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む