神長瞭月(読み)カミナガ リョウゲツ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「神長瞭月」の解説

神長 瞭月
カミナガ リョウゲツ


職業
演歌作詞・作曲家

本名
神長 源二郎

生年月日
明治21年 6月10日

出生地
栃木県県 塩谷

経歴
明治40年「松の声(女学生堕落の歌)」を根気強く歌い続けヒットさせる。演歌に初めてバイオリンを使い、41年「残月一声」42年「ハイカラソング」など自ら作詞・作曲した歌で人気を博す。朗々とした歌声で、大正2年には当時書生節といわれた演歌を初めてレコードに吹き込んだ。

没年月日
昭和51年 12月3日 (1976年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

世界大百科事典(旧版)内の神長瞭月の言及

【演歌】より

…演歌は,硬派から軟派へと変わりはじめたのである。明治後期の著名なものに,神長瞭月(かみながりようげつ)作《松の声》《残月一声》,中林武雄作《不如帰(ほととぎす)》《夜半の憶出(よわのおもいで)》など,また大正初期の《カチューシャの歌》や,後期の《船頭小唄》《籠の鳥》の流行には,演歌師の力も見のがせない。添田啞蟬坊(そえだあぜんぼう)が社会主義的色彩を帯びた歌を作ったこともある。…

※「神長瞭月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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