福村 久(読み)フクムラ ヒサシ

20世紀日本人名事典 「福村 久」の解説

福村 久
フクムラ ヒサシ

昭和期の小説家



生年
大正3(1914)年6月29日

没年
昭和21(1946)年5月19日

出生地
兵庫県神戸市灘区湊町

学歴〔年〕
早稲田大学仏文科〔昭和15年〕卒

経歴
日本放送協会勤務。在学中から北条誠らと「阿房」のメンバーで、昭和12年「水品の嘆き」、13年「トマトみのる頃」、16年「藤棚のある家」、「ある夫妻」などを発表。「早稲田大学」にも「花をたべる鼠たち」「二つの朝」などを書いた。17年に「隣人」を刊行。早稲田系新人として嘱望されたが、戦後病に倒れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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