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秋田竿燈まつり あきたかんとうまつり

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知恵蔵2015の解説

秋田竿燈まつり

毎年8月上旬に秋田市で行われる竿燈(かんとう)を用いた祭り。竿燈は竹を組んで提灯(ちょうちん)を吊るしたもので、最も大きな「大若」は9段の横竹に計46個の提灯が吊るされ、高さ約12メートル、重さ約50キロにもなるという。この大きな竿燈を、差し手が手や額、腰などで支えてバランスを取り、妙技を競い合う。夜の通りには1万個もの提灯が彩り、太鼓や笛の音と一体になって幻想的な美しさを醸し出す。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された。青森ねぶた祭仙台七夕まつりと共に東北三大祭りの一つとされる。秋田市観光物産課によると、2010年は8月3~6日の期間中、約135万人が訪れた。
竿燈は、江戸中期の宝暦年間(1751~64年)に、災厄を払う江戸時代の行事「ねぶり流し」として始まり、五穀豊穣祈願と結びついたのが起源とされる。竿燈は稲穂を、提灯は米俵を表すとも言われる。1921年には秋田市竿燈会が組織され、民俗行事として続いてきたが、戦後は観光協会が協賛するようになってまつりの期間も長くなり、さらに65年には実行委員会方式になり、規模も拡大した。76年以降は、海外でもたびたび公演している。
提灯の重さでしなる竿燈を、差し手がバランスを保ちながら手から肩や額などに移していく技の披露は、まつりの一番の見所だ。「ドッコイショー、ドッコイショ」の掛け声の中、右へ左へと揺れ動く竿燈を、差し手が見事に操る姿に、観客も興奮する。
2011年は、3月に発生した東日本大震災の被災者を無料招待して行うほか、仙台市で7月に開催される東北各地の夏祭りが一堂に集まるイベントにも参加して、東北復興の願いを発信する。

(原田英美  ライター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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