秋田銀(読み)あきたぎん

精選版 日本国語大辞典 「秋田銀」の意味・読み・例文・類語

あきた‐ぎん【秋田銀】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代秋田藩で鋳造された各種銀貨の総称。一七世紀初頭、大量の灰吹銀、銀小判、銀銭などが鋳造されたが、元祿年間(一六八八‐一七〇四廃止。しかし、その後、文久年間(一八六一‐六四)には再び秋田小判銀が新造された。

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関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の秋田銀の言及

【領国貨幣】より

…銀貨には加賀・能登・越中の3ヵ国通用銀として花降(はなふり)銀・朱染紙封銀など数多くのものが鋳造された。また加賀銀とならぶ領国貨幣の秋田銀には窪田銀・院内銀・野代銀・湯沢銀・横手銀・角館銀・秋田新銀などが見られた。1668年(寛文8)に京都銀座役人の狩野七郎右衛門が幕府に差し出した諸国の灰吹銀に関する調書には,前記の出羽秋田・加賀・能登・越中の銀貨のほかに,陸奥(津軽・会津・福島)・出羽(米沢)・越後(新潟・村上・高田)・佐渡・信濃・飛驒・播磨・但馬・因幡・美作・石見・土佐・豊後・日向・対馬の諸国の灰吹銀が挙げられている。…

※「秋田銀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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