空物憑く(読み)そらものづく

精選版 日本国語大辞典 「空物憑く」の意味・読み・例文・類語

そら‐ものづ・く【空物憑】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 もののけなどのついたようなふりをする。狐つきなどのまねをする。
    1. [初出の実例]「此女の、しとぎほしかりければ、そらものつきてかくいふと、にくみあへり」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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