精選版 日本国語大辞典 「空錠」の意味・読み・例文・類語
そら‐じょう‥ヂャウ【空錠】
- 〘 名詞 〙 ( 「錠」は「鎖(ジャウ)」のあて字 ) 見かけばかりで役にたたない錠。また、かけたように見せかけた錠。
- [初出の実例]「今宵うらの中門へいぢう門〈略〉そら錠おろしをき申さん」(出典:浄瑠璃・悦賀楽平太(1692頃)一)
…【殖田 友子】
【錠と鍵の機構】
今日使用されている錠には,閂などの古くからあるものから高精度のシリンダー錠,さらに他の装置と連動させて使うシステム錠まで非常に多くの種類がある。 錠はその施錠機構からみると,鍵がついておらずノブ(握り玉)を回転することで空締め(そらじめ)ボルト(ラッチボルト)を出し入れして扉の開閉を行う空錠(そらじよう)と,鍵で本締めボルト(デッドボルト)を動かして鍵で解錠しなければあかないようにできるものの2種に分けられる。前者は単に扉が風などであおられないように仮締めしておくもので,一般に,単独では室内の扉などに用いられる。…
※「空錠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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