空隙充塡構造(読み)くうげきじゅうてんこうぞう

最新 地学事典 「空隙充塡構造」の解説

くうげきじゅうてんこうぞう
空隙充塡構造

pore-space filling structure

広義には岩石や土壌中の空隙が充塡された構造をいうが,空隙の成因,空隙水の温度や組成,その移動などによって,空隙充塡物(void filling, vug filling)の化学組成も,形成された構造も多種多様である。特に炭酸塩岩には堆積粒子間や生物遺骸に初元的空隙が比較的多く,その空隙をセメントするスパーライトの化学組成の変化,空隙を充塡した物質が示す級化層理,空隙充塡の最終段階でのスパーライト(晶質)の発達など,これらの変化や構造が地層や岩石形成時の上下方向を示すジオペタル構造(geopetal structure)として堆積環境や続成作用を解析するための重要な情報源となることが少なくない。また炭酸塩岩には溶解作用によってできる二次的空隙もよくみられ,上記と同様の変化や構造が発達し,堆積後の環境変化を追跡する資料となる。通気帯孔隙充塡構造は堆積後に海水面上に隆起したことにより形成されるもの。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 沖村

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む