突入れる(読み)ツキイレル

デジタル大辞泉 「突入れる」の意味・読み・例文・類語

つき‐い・れる【突(き)入れる】

[動ラ下一][文]つきい・る[ラ下二]勢いよく突いて差し入れる。突っ込む。「さおを水に―・れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「突入れる」の意味・読み・例文・類語

つき‐い・れる【突入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つきい・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 はげしい勢いでさしこむ。勢いよく突っこむ。
    1. [初出の実例]「馬頭牛頭なを此法師よくつきいれむとて、鉄のつゑをささぐるほどに」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月四日)
    2. 「殿下は御車の内へ弓のはずをあららかにつき入つき入しければ」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android