窒素飢餓(読み)ちっそきが

世界大百科事典(旧版)内の窒素飢餓の言及

【土壌】より

…わらのように有機物の炭素率が60以上であると,微生物は有機物中の窒素のみでは必要量がまかないきれずに,土壌中の無機窒素を利用することになる。その結果,作物と微生物との間に窒素の奪い合いが起こり,作物が窒素不足におちいることを窒素飢餓という。一方,炭素率の低いクローバーの茎葉を土壌中に入れると,微生物体をつくるのに必要な部分より余計の窒素はNH4として放出され,作物に利用されるようになる(表2)。…

※「窒素飢餓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android