立ごかし(読み)たてごかし

精選版 日本国語大辞典 「立ごかし」の意味・読み・例文・類語

たて‐ごかし【立ごかし】

〘名〙 (「ごかし」は接尾語) 相手をうまく利用するために、うわべはほめたりおだてたりするふりをすること。また、おだてあげて承知させること。拝みたおし。たてだおし。
洒落本傾城買四十八手(1790)見ぬかれた手「なかなか色男にほれるたちでなし。〈略〉こふ云女郎は、たてごかしにして、こっちの釜にすると、又よき事あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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