立鳥跡を濁さず(読み)たつとりあとをにごさず

精選版 日本国語大辞典 「立鳥跡を濁さず」の意味・読み・例文・類語

たつとり【立鳥】 跡(あと)を濁(にご)さず

  1. 立ち去る者は自分のいた跡を見苦しくないようによく始末しなければならないということ。また、退き際のいさぎよくきれいであることのたとえ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「たつ鳥あとをにこさす、まつだい、よきなをのこし給はんな」(出典:評判記・吉原人たばね(1680頃)にしお)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android