竿の先の鈴(読み)さおのさきのすず

精選版 日本国語大辞典 「竿の先の鈴」の意味・読み・例文・類語

さお【竿】 の 先(さき)の鈴(すず)

  1. 口やかましく騒々しいこと。いたずらに多弁なこと、口先だけのことのたとえ。明治二〇年(一八八七)代までの京都で行なわれたいろはガルタの「さ」の文句では「竿の先に鈴」といった。
    1. [初出の実例]「さほのさきの鈴(スズ)なふるまふ言葉哉〈良継〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android