笠破村(読み)かさやぶりむら

日本歴史地名大系 「笠破村」の解説

笠破村
かさやぶりむら

[現在地名]黒部市笠破

十二貫野じゆうにかんの台地布施ふせ川の間に位置し、東は田籾たもみ村、西は内生谷うちゆうだに村。昔、有若左衛門という人が笠を託し置いたところ、竹の子が生えてきて笠を突き破ったことから笠破村と称した(「新川郡村名由来」加越能文庫)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一五六石、免五ツ四歩、小物成は山役一〇匁・蝋役一匁・鍛冶炭役一〇匁・鮎川役二匁(三箇国高物成帳)。元禄三年(一六九〇)布施川の大洪水により引高四九石、享保八年(一七二三)から五度の手上高により、天保一一年(一八四〇)の草高一一四石余(「高免帳」杉木家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android