笹魚(読み)ささうお

精選版 日本国語大辞典 「笹魚」の意味・読み・例文・類語

ささ‐うお‥うを【笹魚】

  1. 〘 名詞 〙 根曲竹(ねまがりだけ)に虫が寄生してできた虫こぶ。化して岩魚(いわな)になるといわれた。笹のうお。〔随筆蒹葭堂雑録(1856)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「笹魚」の意味・わかりやすい解説

笹魚
ささうお

虫こぶ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の笹魚の言及

【ササウオタマバエ(笹魚玉蠅)】より

…幼虫はササの側芽に長さ4~40cmのタケノコに似た虫えいをつくる。この虫えいは江戸時代から笹魚として知られている。笹魚には,ひとりでに谷川に落ちてイワナになるという伝説があり,橘南谿の《東遊記》や木村蒹葭堂の《蒹葭堂雑録》(1856)などにその記述が見られる。…

※「笹魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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