…そこで,16世紀において長3度を純正にとり,5度を縮めるという中全音律が行われるようになる。これは不等分平均律unequal temperamentとも呼ばれ,一種の平均律ではあるが,〈12平均律〉のようにすべての単位音程を等しくとる等分平均律equal temperamentとは区別して用いられる。 オクターブを均等に分割するという考え方は,すでに実践の面においては15世紀のリュート奏者などの間で行われていたとみられる。…
※「等分平均律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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