等電位面(読み)とうでんいめん(その他表記)equipotential surface

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「等電位面」の意味・わかりやすい解説

等電位面
とうでんいめん
equipotential surface

静電場において電位の等しい点を連ねた面。静電場には無数の等電位面があるが,それらは互いに交わらない。ある点での電場の方向はその点を通る等電位面に垂直である。導体表面は等電位面である。

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世界大百科事典(旧版)内の等電位面の言及

【電位】より

…上記の仕事が1Jのとき,対応する電位差を1Vと呼ぶ。空間内で電位の等しい点を結んでできる面を等電位面といい,等電位面と電気力線の関係は,地図の等高線と下り勾配の関係に対応する。すなわち電気力線は等電位面と直交し,電気力線に沿って進めば電位は減少する。…

※「等電位面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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