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導体 どうたいconductor

翻訳|conductor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

導体
どうたい
conductor

電気伝導率または熱伝導率の大きな物質。伝導体良導体ともいう。典型的なものは金属である。金属ではその中を自由に動ける電子が電気および熱の伝導の媒体として主要な役割を果す。電気伝導率の大きい物質ほど熱伝導率も大きく,同一温度においては金属によらずその比が一定であることが知られている。電気的には導体と不導体 (絶縁体) の間では伝導率に著しい差があり,その間に比較的少数の半導体と呼ばれる物質がある。

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デジタル大辞泉の解説

どう‐たい〔ダウ‐〕【導体】

熱や電気を比較的よく通す物質。金属など。伝導体。

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百科事典マイペディアの解説

導体【どうたい】

(1)電気を導きやすい物質。金属や合金が代表例で,電気伝導率105〜106Ω(-/)1・cm(-/)1(抵抗率10(-/)6〜10(-/)5Ω・cm)程度。
→関連項目不導体連続体(物理)

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大辞林 第三版の解説

どうたい【導体】

熱や電気をよく伝える物体。普通には金属。 ↔ 不導体

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

導体
どうたい

静電気において金属など電気を通す物体の総称。普通、金属物体と考えてよい。導体を電界(電場)の中に置くと、導体上の電荷は電界から力を受けて移動を始める。この移動によって外の電界も変化する。この移動は、導体全体が等電位になるまで続く。導体の静電気的性質は、(1)導体はつねに等電位でその内部には電界は存在しない、(2)電荷は導体表面にのみ分布してその内部には存在しない、である。適当な形をした導体または導体系は電極として用いられる。これに適当な電位を与えることによって導体の周りの空間に必要とする性質をもつ電界をつくりだす。静電遮蔽(しゃへい)は導体の重要な応用例である。導体または導体系に電荷を与えると、導体の電位は導体に与えた電気量に比例して変化する。比例定数は導体の電位係数といい、導体の幾何学的形状のみで定まる。コンデンサーは二つの電極をもつ導体系で、各導体にQおよび-Qの電気量を与える場合である。電気量Qは電極間電圧Vに比例し、その比例定数をコンデンサーの電気容量という(QCV)。[山口重雄]

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世界大百科事典内の導体の言及

【電気】より

…固有の研究領域としての電気学が成立したのは18世紀であるが,17世紀の間にO.vonゲーリケによって発明された摩擦起電機は,その後の電気研究を著しく進展させた。18世紀に入って第1の発見は,電気の導体の発見である。1729年イギリスのグレーStephen Gray(1666‐1736)は,摩擦された物体の軽い物を引きつける能力が,麻糸や金属を通して他の物体に伝えられることを見いだした。…

【電気伝導】より

…室温での電気伝導度の大きさは,銅やアルミニウムなどの金属では105~106Ω-1・cm-1にも達するのに,ガラス,岩塩などでは10-15~10-17Ω-1・cm-1程度できわめて小さい。一般に電気伝導度の大きい物質を導体conductorといい,反対にきわめて小さいものを絶縁体insulatorと呼んでいる(導体,絶縁体の概念は熱伝導度についても用いられる)。ゲルマニウム,シリコンなどの半導体の電気伝導度は,不純物濃度によって一定しないが,おおよそ導体と半導体の中間の103~10-3Ω-1・cm-1程度の値をとる。…

※「導体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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