精選版 日本国語大辞典 「筒抜ける」の意味・読み・例文・類語
つつ‐ぬ・ける【筒抜】
- 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
- ① 筒の底が抜ける。また、そのようにさえぎるものがなく抜け通る。
- [初出の実例]「松太郎は筒抜けた様な驚喜の声を放った」(出典:赤痢(1909)〈石川啄木〉)
- ② 話し声・音などが、そのまま他の人に聞こえる。
- [初出の実例]「ここの咄が奥の座敷へつつぬけ、お客様は無興(ぶけう)顔」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)上)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...