箸にも棒にも掛からぬ(読み)はしにもぼうにもかからぬ

精選版 日本国語大辞典 「箸にも棒にも掛からぬ」の意味・読み・例文・類語

はし【箸】 に も=棒(ぼう)にも掛(か)からぬ[=掛からぬ]

  1. ひどすぎて何とも取り扱いようがない。手がつけられない。
    1. [初出の実例]「箸(ハシ)にも掛(かか)らぬ抜作の一番子達を」(出典浮世草子・渡世身持談義(1735)四)

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ことわざを知る辞典 「箸にも棒にも掛からぬ」の解説

箸にも棒にも掛からぬ

小さな細い箸でも大きな太い棒でもひっかからない。どうにも取り扱いようがない。手がつけられない。また、なんらの取り柄のない者のたとえ。

[使用例] まったく、箸にも棒にも掛からん、ただやたらに速記者が疲れただけの座談会であった[徳川夢声*いろは交友録|1953]

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