箸にも棒にも掛からぬ(読み)はしにもぼうにもかからぬ

精選版 日本国語大辞典 「箸にも棒にも掛からぬ」の意味・読み・例文・類語

はし【箸】 に も=棒(ぼう)にも掛(か)からぬ[=掛からぬ]

  1. ひどすぎて何とも取り扱いようがない。手がつけられない。
    1. [初出の実例]「箸(ハシ)にも掛(かか)らぬ抜作の一番子達を」(出典浮世草子・渡世身持談義(1735)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「箸にも棒にも掛からぬ」の解説

箸にも棒にも掛からぬ

小さな細い箸でも大きな太い棒でもひっかからない。どうにも取り扱いようがない。手がつけられない。また、なんらの取り柄のない者のたとえ。

[使用例] まったく、箸にも棒にも掛からん、ただやたらに速記者が疲れただけの座談会であった[徳川夢声*いろは交友録|1953]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android