築山北半町(読み)つきやまきたはんちよう

日本歴史地名大系 「築山北半町」の解説

築山北半町
つきやまきたはんちよう

上京区室町通今出川上ル

室町むろまち通を挟み、通りの東側は中世の室町御所跡地。「上古京親町之古地由来記」に「当町北半町ニハ彼築山の(巌)石多く有、中ニも一ツを烏帽子岩と申大石有、中比天正十五年、太閤秀吉公聚楽城造営ニ付、彼庭此石を引移さるべしとて、人夫を遣ハされ(掘)出したりしに、一夜に元の如く埋れる事再三に及びしかバ、奇数事に聞し召て其事を止り給へりと、古老世々の伝承也」とあり、室町殿の庭園跡であることを示している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android