日本歴史地名大系 「篠束郷」の解説 篠束郷しのつかごう 愛知県:三河国宝飫郡篠束郷「和名抄」高山寺本に「之乃豆加」、東急本に「之乃都加」と訓ずる。天平一八年(七四六)九月二〇日の日付を記す平城宮出土木簡に「参河国宝飫郡篠束郷中男作物小擬六斤」とみえる。宝飯郡小坂井(こざかい)町内の旧篠束村を遺地とすることに異説はない。増基の紀行「いほぬし」にみえる「しのをか」もこの地と考えられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by