篭坂峠(読み)かごさかとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「篭坂峠」の意味・わかりやすい解説

篭坂峠
かごさかとうげ

山梨県南都留(みなみつる)郡山中湖村と、静岡県駿東(すんとう)郡小山町(おやまちょう)との境にある峠。小富士と三国山を結ぶ稜線上の鞍部(あんぶ)の峠で、標高1104メートル。旧鎌倉往還の要衝の一つ。現在は国道138号が山梨県の富士吉田―山中湖と静岡県の御殿場(ごてんば)などを結んでいる。北斜面はカラマツ林、南は草原。富士箱根伊豆国立公園の要所を結ぶ道路だけに交通量は多いが、峠としての魅力には乏しい。富士吉田、御殿場駅からバス30分。

吉村 稔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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