米津台場跡(読み)よねづだいばあと

日本歴史地名大系 「米津台場跡」の解説

米津台場跡
よねづだいばあと

[現在地名]浜松市新橋町

米津浜に位置。浜松藩井上氏によって築造された海岸防御のための砲台場跡。完成は安政三年(一八五六)以降とみられる。嘉永六年(一八五三)の浜方御備場普請付人足差出可申旨配符(「諸用記」高林家文書)によれば、軍役として御城付村々から工事人足を軒別に差出すことが命じられている。人足には今回に限って扶持米五合が与えられ、浜付村々の者はその時々に応じて人足を出すこともあるとして今回は免除とされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 小学校 砲弾 円丘

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android